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キラキラ

第3章 フラワー

俺たちは、しばらく、そのままでいた。

繋がったままの余韻を感じていたくて、お互いの体温や心音だけを感じていたくて。

触れるようなキスしては、笑い、額をくっつけては笑った。

途中、なんだか泣けてきて、ぼんやり潤んだ瞳は、気がついた潤の唇にすくいとられ、涙がこぼれることはなかった。

……そして。

ぐぐっと質量を増した潤を感じて、引き寄せられるように目をあわす。

潤は、苦笑して、困ったように首をふった。

「ごめん……そろそろ限界。……動いてい?」

「………ん」

俺の答えをうけて、潤は、腰をひいた。

「………っ」

抜かれる感覚に、一瞬息がとまる。
そうかと思ったら、緩やかにもう一度入ってくる。
波のようにいったり来たりする感覚に意識を委ねていたら、だんだん、スピードがあがってきて、潤が、俺の感じる場所をついた。

「っ……ああっ」

俺の声に煽られたのか、潤は何度も同じ場所をついてくる。

「……あっ……じゅんっ……やっ……あっ」

「……翔…くん……っ」

いいところばかり、突かれ、おかしくなりそうだ。
たまらずに、のけぞると、潤が荒い息と共に唇を重ねてきた。

「んっ…ん……」

「はっ……あっ…く……」

さっきまで、余裕でリードしてた潤が、俺の上で感じてる。

突かれながら、そんな潤が、愛しくて、夢中で潤の背中に手をまわしかき抱いた。

「あっ……あ……んっ……じゅんっ……」

「ふっ……あっ……しょう……くっ」

潤の額から流れ落ちる汗が、落ちてきて、俺の汗と交じりあう。

繋がったところからは、クチュクチュと、卑猥な音がして、潤の体液と、俺から流れ落ちてる体液とも一緒になり。

キスをしては、お互いの唾液が、口の端から伝い落ちる。

上も下も、すべてが交じりあって、信じられないくらいの一体感を感じ、俺は、ただ、揺さぶられるままに潤を感じてた。

気持ちよくて。

愛しくて。

何も考えられない。

「翔く……ん…愛してる……」

潤が、うわ言のように発した言葉も、素直に胸に響いて、気がつくと

「俺も……あっ……愛してる」

と、返事をしてた。

潤は、幸せそうに、微笑んで腰を大きくうちつけてきた。

「じゅんっ……あっ」

「あ、もうっ…イきそっ…翔くんっ」

「んっ……イケよ……っああっ」












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