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キラキラ

第3章 フラワー

そうっと、バスルームのタイル中央におろされたから、そのまま、ペタリと胡座をかいた。

「ちょっと待って」

傍らに立った潤が、シャワーのコックをひねり、ちょうどいい湯加減になった頃合いをみて、勢いよく湯を肩にかけてくれる。

(あ……気持ちいい)
もうもうとたつ湯気のなか、汗や、情事の名残が、洗い落とされていく。
思わず、ふうっとため息がでる。

隣で一緒に汗を流してた潤が、何かのついでのように、さらりと言った。

「翔くん、中も洗わないと駄目だよ」

「……?なか?」

「俺と繋がってたとこ」

「………」

どうやって!!?

固まった俺に、潤が、悪い顔をして、にじりよってきた。
 
小悪魔みたいな顔。

俺は、警戒度Maxで、気分だけ後ずさった。

「……洗ってあげる」

「いい……いやいや、いいいい!自分で…」

「できないでしょ」

潤は、タイルが冷たくならないよう、シャワーを出したままに、俺を押し倒し、俺の後ろに、素早く指をいれた。
全く体が動かないのが、仇になる。
あまりに突然の刺激に、声さえも出ない。
体がピクリと強ばった。

「………っ」

潤の長い指が、くいくいっと曲がっては中を掻き出す。
そのたびに内腿をトロトロと何かが伝うのが分かる。

「……たくさん出てきた」

「ちょっ…潤……」

「待って、もう少し」

「………あっ……」

「………」

「…………」

「…」

「……おい」

「……翔くんが、そんな顔するからじゃん」

いつのまにか、俺の後ろに、指ではなく、元気になった潤が押し当てられてる。

「待てって。冗談……」

俺は、焦ってなんとかおしとどめようとしたが。

「イイ声聞かせてね?」

「やっ………あっ……てめっ…潤!」

潤と、俺は、再び繋がったのだった。

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