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一途とは

第3章 不思議




と、時計を見るともう3時…!

約3時間もこうしてる!?
マジかーい。

ヤバいぞー!
生物も化学も数学も…山ほどやらないといけないのに…!

いきなりアセル。


勉強はどうしたんだい!お勉強は!


「ばんばん!もう二人とも食べ終わった所だし、この辺でお開きしようよ!
もっと話してたいけどさ…」


びっくりしたような顔で

「あ、本当だ、もう3時だ」

と、言うものの

「えーーもうちょっと話してたいーーー」

と駄々をこねるばんばん。


いや、駄目だってば笑


「…来年受験ですよーー勉強しないと…」


すると、口を紡んだようにして

「いいもーんこっちはAOだしー」


「AOだからって勉強しなくていいってのは無いでしょ笑
テストで点取って評定上げなきゃだし笑
それに、こっちは一般で受けるんですーー」


まだ口紡んでる…笑

「もーー分かりましたよーー」


…ずっとここでだべっているのは無理ですよー

分かってくださいよー

……ちょっとめんどくさい


「はい!行こ!」

「はいはいーー」

だるーそーーに立ち上がる



外に出ると

「じゃあ、塾で自習だから」

「何?山口t?笑」

「違うわ!笑」

「笑」

「じゃあ、バイバーイ」

「じゃあねーー」



ばんばは家へ。
私は塾へ。


ふたり、別々の方向に行くのであった。

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