泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第2章 泣き虫ルームメイト2 潤
そして1年が経ち
小さな発作は数回あったものの 病院に担ぎ込まれることも入院することもなく
無事にここでの一年を終えることが出来たのは 大きな自信になった
これからも、上手くやれば大丈夫
ここにいる間だけでも 周りの奴らと同じように
ごく普通の男子高校生として生きたい
そりゃぁ運動だけは無理だけど、夜更かしして、くだらない話に笑い転げて
出来れば恋の一つも経験して、・・・今しかできないことを楽しみたい
病院のベッドに縛られて、薬漬けになって細々と生命維持していくのなんてまっぴらだ
例え、終わりの時が早まったとしても、後悔はしないと決めている