泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第1章 泣き虫ルームメイト1 まー
1-2
悲しいことに 入院中の身でも
学校の宿題は やらなくちゃいけない
オレは 絵日記にヒマワリが咲いたことを書こうとして、
絵日記帳と色鉛筆をカバンに入れて
中庭に通じる廊下を歩いてた
そしたら すぐそこのベンチに
すごくかわいい女の子が座ってるのを見つけたんだ
多分同い年ぐらい
ちっちゃくて 色が白くて、細っこくて、
でも長い睫に縁どられた大きな瞳は
楽しそうに 中庭にある花壇のヒマワリを見つめてた
ここにきて1週間ぐらい経つけど
今まで見たことない子だ
仲よくなりたいな、
そう思ったけど どう話しかければいいのかわからない
「あの子、なんて子?」
通りがかった顔見知りの看護師さんに尋ねると
「ん?あぁ、ジュンちゃんね、あら、ここまで来てるなんて珍しい。今日は調子がいいのね」
「病気重いの?」
「ジュンちゃんは生まれつき心臓が悪いの、だから 悪戯したり驚かせたりしちゃだめよ。」
「ふぅん」
心臓が悪いってことは、運動とか出来ないのかな
だからあんなに色が白いんだ
ジュンちゃんは 今まで見た どの女の子よりも可憐で、
触れたら消えてしまいそうなほど 儚げだった
要するに完全な一目惚れ
オレは 何とかしてその子の気を引こうと
一生懸命 無い知恵を絞る
まず 花壇のヒマワリを見つめるふりをして中庭に出て
目の端に ジュンちゃんがオレを見たことを感じてから、
オレも今初めて気づいたって感じで ジュンちゃんを見て
「あれ?」って声に出したんだ
悲しいことに 入院中の身でも
学校の宿題は やらなくちゃいけない
オレは 絵日記にヒマワリが咲いたことを書こうとして、
絵日記帳と色鉛筆をカバンに入れて
中庭に通じる廊下を歩いてた
そしたら すぐそこのベンチに
すごくかわいい女の子が座ってるのを見つけたんだ
多分同い年ぐらい
ちっちゃくて 色が白くて、細っこくて、
でも長い睫に縁どられた大きな瞳は
楽しそうに 中庭にある花壇のヒマワリを見つめてた
ここにきて1週間ぐらい経つけど
今まで見たことない子だ
仲よくなりたいな、
そう思ったけど どう話しかければいいのかわからない
「あの子、なんて子?」
通りがかった顔見知りの看護師さんに尋ねると
「ん?あぁ、ジュンちゃんね、あら、ここまで来てるなんて珍しい。今日は調子がいいのね」
「病気重いの?」
「ジュンちゃんは生まれつき心臓が悪いの、だから 悪戯したり驚かせたりしちゃだめよ。」
「ふぅん」
心臓が悪いってことは、運動とか出来ないのかな
だからあんなに色が白いんだ
ジュンちゃんは 今まで見た どの女の子よりも可憐で、
触れたら消えてしまいそうなほど 儚げだった
要するに完全な一目惚れ
オレは 何とかしてその子の気を引こうと
一生懸命 無い知恵を絞る
まず 花壇のヒマワリを見つめるふりをして中庭に出て
目の端に ジュンちゃんがオレを見たことを感じてから、
オレも今初めて気づいたって感じで ジュンちゃんを見て
「あれ?」って声に出したんだ