
泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第49章 泣き虫ルームメイト33 まー
「まず今日だけど・・・今日は、これを買いに行って来たんだ
潤の退院祝い。開けてみて?」
大きく目を見開いた潤が 俺を見る
うん、って頷いて見せると、リボンのついた包みを丁寧に開いた
中には 紫色をメインに使った大判のストール
ネットで見てすぐに、これ、潤に似合いそう、って思ったんだ
「勉強するときにはひざ掛けにも出来るし・・・使ってもらえたら嬉しいんだけど」
「これ・・・俺に?」
「ホントは送ってもらうように注文してたのに、なんか手違いがあって 店舗引取り扱いで止まっててさ・・・送ってもらっても、もしもまた何かあって、届く前に潤が家に帰っちゃったら困るから 引き取りに行って来たんだ。
・・・あ、友達と会ったのはほんと偶然だよ。
てゆーか、こっち来てから全然連絡取らなかった元カノ、とっくの昔に俺のことなんか見限って、俺の友達と付き合ってんの。そいつらとばったり会ってさ・・・ま、お互いさばさばしてたけどね。」
