無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「おかえり・・・お疲れ様」
「ただいま・・・ホンット疲れた。」

上着を脱いでベッドの上にバッタリ倒れこむ

「汗かいてるじゃん、着替えないとまた熱出るぞ」
「そしたらまた　お前から栄養もらっちゃうもんね」

「バカ」

図書室での一件を思い出すと、
あの時のニノの驚いた顔や恥ずかしそうな声も
良かったよなぁ～、なんて にんまりしてしまう

だけど、風邪を引いて寝込むのはもう御免だ
部屋着に着替えて、まだ冷たい指先に　
ハーハーと息を吹きかけてると