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sugar-holic2

第13章 計画とは違って…

「じゃ、洗ってもらおうかな」

そう言って、倉田くんが湯槽から出てきて…

ほんのりと上気した肌に、思わず目をそらしてしまった。

「何で照れてんの?」

笑いを込めた口調に、ますます頬が熱くなっていく。

「う…うるさいなぁ。いいから座りなさい」

倉田くんを座らせて背中側に回ると、タオルでボディソープを泡立てていく。

「ふーん、タオル派なんだ」

何気なく呟かれた言葉に、泡立てていた手が止まった。

「…え?」

「いや、お願いします」

倉田くんはかぶりを振って前を向いた。

そうやって聞いてくる…って事は、さ。

前に洗ってもらった時は、タオルじゃなかったって話だよね?

…別にいいんだよ?

いいんだけど…

「また変なこと考えてる」

え!?

倉田くんの声に顔を上げると、鏡越しに倉田くんがこっちを見ていて…

「そんなの、意味のない話だろ」

あきれたような声に、苛立ちが沸き上がってきた。

「分かってるわよ!!」

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