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sugar-holic2

第20章 おまけ~その後の二人~

友紀が唇を重ねてきた。

始めは触れるだけ。

それが角度を変えながら何回か続き、段々と深くなっていく。

唇が離れて、荒くなった呼吸を整えながら

「ね…」

「何?」

「今日、せっかくお祝いしてるんだよ?」

友紀が一年頑張った成果が認められた日。

誰よりも頑張ってるのを側で見てきたんだから。

「だから? 」

息を荒げて、熱のこもった瞳で見つめられて…

こんな日、だから…

「こんな日に…ソファーじゃ、やだ…」

呼吸が整わないまま、声もかすれて震えてる。

もっと上手な誘い方、どうして出来ないんだろう。

照れくさくて恥ずかしくて、目線を反らすと

「分かりました」

友紀が静かな声でそう言った。

と同時に、手を引っ張られ、抱き起こされた。

「きゃっ!?」

友紀に抱かれたまま、反射的に友紀の首に腕を回すと、耳元で熱く囁かれた。

「ベッドで祝ってください。思いっきり…ね?」



【おわり】

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