sugar-holic2
第15章 聞き酒
その日の夕飯はハーフビュッフェスタイル。
お刺身の盛り合わせと、飛騨牛の陶板焼きが運ばれてきて、あとの料理は好きなものを取りに行くスタイルだ。
だけど、考え事をしていたせいで、何を食べたのか、どんな味だったかなんて全然覚えてない。
そんな状態で食事が終わって、部屋に戻ろうとすると
「松岡様」
ホールスタッフの男の人が声をかけてきた。
「お部屋にご依頼の品をお運びしてありますので」
「あ…はい。すみません」
そっか。夕食の後で、ってお願いしておいたんだった。
「どうぞごゆっくりお楽しみください」
「ありがとうございます」
にっこりと会釈をして立ち去っていく姿を見ながら思う。
うん、社員教育ちゃんとしてるなぁ。
「頼んだもの?」
倉田くんが聞いてくるから
「ん。部屋に戻ってからのお楽しみ」
そう言って、にんまりと笑いを浮かべた。
お刺身の盛り合わせと、飛騨牛の陶板焼きが運ばれてきて、あとの料理は好きなものを取りに行くスタイルだ。
だけど、考え事をしていたせいで、何を食べたのか、どんな味だったかなんて全然覚えてない。
そんな状態で食事が終わって、部屋に戻ろうとすると
「松岡様」
ホールスタッフの男の人が声をかけてきた。
「お部屋にご依頼の品をお運びしてありますので」
「あ…はい。すみません」
そっか。夕食の後で、ってお願いしておいたんだった。
「どうぞごゆっくりお楽しみください」
「ありがとうございます」
にっこりと会釈をして立ち去っていく姿を見ながら思う。
うん、社員教育ちゃんとしてるなぁ。
「頼んだもの?」
倉田くんが聞いてくるから
「ん。部屋に戻ってからのお楽しみ」
そう言って、にんまりと笑いを浮かべた。