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sugar-holic2

第17章 借りは返す主義だから

「はしゃいでた訳じゃ…」

否定しようとしたら、友紀が小首を傾げて

「ん?」

何が違うんだとでも言いたげな表情に、二の句が告げられなくなる。

筋肉痛の理由は…あの夜。

熱い吐息混じりで名前呼ばれて、体の最奥まで突かれて、何度もイカされて…

無理な体勢とらされたりしたから!!

だけどそんな事言える訳がない!!

友紀を睨むと、笑みを浮かべたまま、私を見てしれっと言い放った。

「ま、そんな姿も俺の前だけで見せてくれるから可愛いけど」

「え」

面と向かってそんな事言われて。

絶句して友紀を見つめ返すと、亮くんが目を細めた。

「うわ、そういうの照れません?」

「事実だから」

友紀は照れもせず、余裕の笑みさえ浮かべてる。

そんな友紀とは真逆に、私は…

恥ずかしい!!恥ずかしくて死にそう!!

顔を背けてうつむいて、友紀に顔を見られないようにしてしまう。

「梢、耳、真っ赤」

「照明のせいです!」

耳を隠す私に、亮くんが笑いながら呟いた。

「…こりゃあ梢ちゃんも大変だな」

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