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sugar-holic2

第5章 行方の知れない想い

そっか。やっぱりね。

「じゃあ、オッケーって事で。徳島部長に話をしておくから」

椅子から立ち上がり、倉田くんにも手伝わせて机の位置を直しておく。

「正式に任命されたら忙しくなるわよ?」

「今なら仕事も余裕あるから大丈夫ですよ」

ニヤリと笑みを浮かべて言うから、少し心配になる。

久保田くんみたいに体を壊したりしなければいいけど…。

「うん…だけど、しばらくは通常業務との兼任になるだろうから」

「まぁ…そうでしょうね」

あまりにもあっさりと受け入れてるから、余計に気になるよ…。

「体に気を付けて、あんまり無理しないようにね」

くどいかな?

だけど、倉田くんも熱だしても仕事してた事あるし、絶対無理しそうなんだよね。

すると、机の縁に手をかけて、顔を近付けてきた。

「それって、上司としてですか?」

え?

「それとも恋人として?」

目を細めて、笑いを浮かべて。

そんな顔して聞かれたら、なんて答えてほしいのか分かっちゃうよ…。

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