言いなりなんてっ
第3章 サークル
浩介先輩に少しでも近づきたくて、入ったサークル。
我ながら動機が不純すぎるけど!!!
まぁそのおかげで浩介先輩とそれなりにお近づきになれたし……
んふふっ
「莉子、顔緩みすぎだよ?」
……おっと、浩介先輩のことを考えながらニヤけていたみたい。
詩依奈の言葉に、口角をきゅっと結んだ。
「どうせ、浩介先輩のことでも考えてたんでしょ〜?」
ニマニマしながら、わたしの耳元でこそっと囁く詩依奈。
「そ、そんなんじゃないって!」
一応否定してみたけど、詩依奈には嘘だってバレバレだろう。
……顔が笑ってるもん。
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