
言いなりなんてっ
第3章 サークル
その優しげな笑い方がわたしは大好きで。
こんな間近で見れるなんて……!!!
ごちそうさまです、と心の中で両手を合わせて拝んだ。
だれに拝んでるのか知らないけど(笑)
チラッと詩依奈を見ると、わざとらしいほどニヤニヤ笑いながら「ちょっとトイレ〜」と言って席を外した。
浩介先輩と2人きりにしてくれた我が親友。
さすが詩依奈。グッジョブ!!!
とは言っても、緊張しすぎて何話せばいいか全然わかんない!!
どうしよう!!!
「莉子ちゃん本当お酒強いよね、見た目によらず。」
「あ、よく言われます!」
意外にも、浩介先輩が話題を振ってくれた。
