
言いなりなんてっ
第3章 サークル
「ん?」
わたしの言葉に、ハテナマークを浮かべている先輩。
浩介先輩……天然なんですか!
その、「ん?」って顔も可愛いすぎるんですけど…!
うつ伏せたまま、チラッと浩介先輩を見つめると
目が合った。
優しい眼差しのまま、
「莉子ちゃん、可愛いね」
「……っ!///」
そんなことを言うから、わたしの顔は真っ赤になった。
ありえないほど早く動き出す心臓。
「な、!やっ、あ、……うぅ…///」
なにもう先輩!!!!
わたしの心臓止める気なの!?
好きな人に可愛いって言われて舞い上がらない女の子はいない。
