テキストサイズ

ビタミン剤

第16章 千夜一夜物語


Sside


なんなんだ、この状況は?
ミラクルどころかここは宇宙空間か?!



告白…されてる
この俺が?


楽しいか、楽しく無かったかで言えば
今日はめちゃくちゃ楽しかった。
なんつーか、相性の良さみたいなものも強く感じたし、結構似たツボが有るんだってあらためて知った。あと、以外なくらい細かやかな気遣いとかもしてくれる相葉くんはかなりの好印象。


これなら2人で海外旅行とかしても大丈夫だなとか、勝手にシュミレーションまでしたりもしてた。

旅先ってけっこうな価値観の違いがわかることが多くて、仲のいい友人や付き合いの長い奴なんかでも、旅先での同部屋、一緒に行動したりなんかだと
もう二度と一緒はごめんだなって思えたりする事とかも多々あったりもしたから
最近は独り旅を満喫することが多かった。


相葉雅紀はその真逆


噛めば噛むほど味わいのある奴みたいで、2人きりになっても居心地の良さ、気楽さ、なにより楽しみ方が似てることが嬉しかった。

俺ら2人の会話の先には
相葉くんの満面の笑顔があって、盛り上がって腹を抱えて笑い合えてりして


今日は時間が過ぎてくのがやけに早かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ