
ビタミン剤
第5章 夏まつり
実はそれからの
主導権を握ったのはニノの方で
ものすごくめくるめく官能的な
シーンの連続。
ニノを口でイかせてあげてから
俺のは自分で処理しようとすると
ニノが膝を付いて浴衣の裾を捲り
俺の下着をずり下ろした。
そっと舌先を伸ばして
舐めて確かめてから唾液で湿ってる
ハンカチを俺に握らせた。
またそれつかうからね。
そう言うとグロスできらきらしてる
小さな唇を大きく開けて俺のモノを
口腔内へと導いてくれた。
舌で、喉で、もしかしたら
噛みつかれるんじゃないかってくらい
激しい口淫。
簪がゆらゆら振り乱れるのを
目の当たりにしながら必死でこらえてた。
熱に浮かされたみたいなニノの
激しい行為が止まったと思ったら
木に両手をついて振り返るニノ。
小さなお尻を突き出して淫らに
俺を誘ってくる。
「翔ちゃん、早く…来てよ。
俺の中に…来て
翔ちゃんの特大花火…
俺の中で、打ち上げて。」
俺の手から奪うようにまたハンカチを
口に咥える。
まるで発情期をむかえたかのような
甘美で妖艶で、淫靡過ぎる姿。
俺も、もう躊躇いはなくて
そうする事がニノが一番望むこと
だと思えて
蕾めがけて俺自身を突き立てて
激しく腰を打ち付けていってた。
