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ビタミン剤

第5章 夏まつり




すっかり花火のことなんて
忘れ去って
俺自身、ニノの中に盛大に
吹き上げて、打ち上げることだけ
に意識を集中してた。


「ふぁ、ぅ…ひゃぁ
んぁ…ぅっ、んんぁあっっ。」

「…ぅ…くっ…っっ。」


やべ、もうもたねぇ

ほぼ同時に達した。
2人だけの艶やかな花火大会に幕が下りた。

神社のお手洗いで乱れた浴衣を
整えたり、ハンカチをあらったり
して反省の気持ちを込めて
お賽銭箱にはお札をいれておく。

不動明王さまに十分に頭を下げて
謝っておいた。

足元がふらふらしてるニノが
いたから
階段は俺が背中に負ぶって降りて
あげることにした。
もちろんニノは下着は履いてない状態


「これ、やだ。ショウ歩けるってば。」

「ダーメ、
りなちゃん暴れないでよ。
階段から2人とも転がっちゃう。」


「……でもショウ、重いでしょ。
それに、恥ずかしい。」


「わかったからさ、
下まで着いたら下ろしてあげる。
だからおとなしくいい子にしてて。」


花火大会が終わって人の流れが
また夜店のほうへ戻ってきてて
俺たちはお土産にって
りんご飴、綿菓子、
焼きとうもろこしを買って
帰ることにした。

もちろんりなちゃんのかわいい
お尻は、俺が完全ガードしてね。



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