
ビタミン剤
第36章 続 縁結びの神さま
「なんで泣くの?
おいらがいっぱいお仕置きしたから?」
「ううん…違う…ぁ…違うの」
「じゃあなんで?」
「智くん…もう、怒らない?」
「うん、たぶん
ウソウソ怒らないから言ってよ
せっかく愛し合う時間なのに
翔ちゃんがおいら泣いてると辛いもん」
両腕を巻きつけながらおいらの耳許で囁く
あまいあまい哀願。
「ゴム着けてると…ぜんぜん違うの
智くんのことちゃんと感じれないから
お願い…ゴムはずして…
智くんのちゃんと生でいっぱい感じたい」
目頭から溢れて眦に溜まってすべすべの頬を
伝って零れ落ちるきれいな涙。
きらきらの雫を舐めとってあげる。
「いいよ
じゃあ翔ちゃんのお口使ってはずしてね
あ、手は使っちゃダメ。
くちびると歯だけでやってみせな。
上手にできたら生でいっぱい注嵌めたげる」
挿入してたものを引き抜いて
ソファに腰を降ろして翔ちゃんのリクエスト
を叶えてあげる。
ぴったりと密着してる根元部分に
そっと歯をたててゴムだけに噛み付いて
引きずり下ろそうと試みてくれるけどけっこう
これが難しいみたい。
先端部分を咥えて引き抜こうとしたり
額に汗浮かべてがんばってくれてるんだ。
