星に見ている
第10章 経験値を盗めるなら…
「そうだ……手塚君は…冬休みどうするの?
進路は決まってるし……だらだら過ごすのかい?」
先生は、パンフレットとプリントを僕に返すと…
彼氏らしい…と、言うか…予定を聞いてきた…
「――――冬休み…短期でバイトします…」
「バイト……へぇ〜意外」
先生は、目を丸くして僕を見る…
“意外”って―――――…
何でだろう…
「インドア派に見えますか?」
「あぁ、ものぐさ君かと思ってた……意外にアクティブでビックリした!!」
僕は、黒髪ストレートの…色白…
パッと見…インドア根暗タイプに見えなくもない…
が…バイトだってするし…スポーツもする…
買い物だって…直接、品を見て購入したいタイプだ…