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星に見ている

第12章 揺らぐ心は誰思う


廊下に出た雄二は、僕の手を引き下駄箱に向かい歩き出す・・・


引っ張られながらも僕は、先生の方を振り替えるーーーー・・・



でもーーーーー・・・そこには、すでに背を向け・・・



僕たちと、逆に歩き出している真木先生の背中が・・・



視界を・・・独占するーーーー・・・




「真木先生ーーー・・・」




またしても、僕の声は重くーーーー・・・


誰の耳にも届かず・・・暗い廊下に吸い込まれた・・・




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