星に見ている
第8章 過去の初めの一歩
「―――――でもね…俺達は…別れた―――――――…」
ハッと…僕は、真木先生を見た―――――――…
悲しそうな……本当に悲しそうな顔をしている―――…
「――――――先生の…結婚が決まったから…って…
いきなり……別れを切り出された…
世間体や…親の要望―――…
将来の自分の姿を…思い描いた結果―――――…俺との関係は無かったことに…してほしいって…言われた…
俺は、彼の…汚点だったのかな?って――――――…
悲しくなったよ――――――…
でも…オープンに出来るほと…先生は強くなかったし…
俺も……先生の将来に責任を持てなかった―――――…」
「―――――…」
「――――――…腰抜けだろ?
周りに……自分がゲイだってバレるのも怖かったから…
反論すら…出来なかった…」