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星に見ている

第9章 学び進めぬ卑怯者


「―――――ええ…

専門学校に……進むことにしました…


大学も考えたんですが……

早く技術を身につけたくて」





先生は、赤ペンを持ったまま…僕の話に耳を傾ける―――――…




「―――――…技術職?」



「トリマー…です…

犬の毛をカットする…職業に就きたくて」






「――――――意外だね…
動物だめそうな顔してるのに?」








「――――見た目で判断しないでください…



それに……人間と接するより……気が楽ですよ…」





僕は、窓にもたれ掛かり…外を見た―――――――…




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