テキストサイズ

えっちの経験値

第1章 好きになってもいいですか?

このたった数分の出来事が
何時間にも感じた。

何か言わなきゃ。

「先生……キスして……」

蓮先生がマジマジと私の顔を見る。

「あッ……今の嘘ですッ。嘘ッ」

蓮先生の冷えきった眼差しで
私は我に帰った。

「どっちですか?」
「え?どっちって?」

蓮先生が距離を縮めるように
一歩一歩と丸椅子に座る私に近付く。

「本当なのか嘘なのかです」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ