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えっちの経験値

第2章 一之瀬蓮の事情①

その女子生徒は結城咲良。

標準タイプの普通の女子高生。

際立って美人でもなければ
飛び抜けて成績が良いわけでもなく
印象は薄かった。

いつからか俺は結城を
目で追うようになっていた。

俺に無関心だからという自惚れではなく
興味という言葉が一番適している。

だが、教師という立場上
一歩も踏み込むことが出来ない。

それに結城はあえてそういう態度を取り
俺の気を引いているのかもしれない。

これこそ自惚れだな。

女子高というのは俺を疑心暗鬼にさせる。

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