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えっちの経験値

第2章 一之瀬蓮の事情①

「先生ッ!!!咲良がッ!!!」

俺に助けを求めようと生徒が叫んだが
既に俺は溺れかける結城に向かって
泳いでいた。

泳ぐ結城を目で追っていたから
いち早く察知することが出来た。

抱きかかえた結城は
水中ということもあり軽かった。

生徒らがざわついている中
結城を抱えた俺は保健室へ向かった。

会話より先に身体に触れてしまった事実が
俺を緊張させた。

保健室に辿り着くまでの間は
互いに無言が続いた。

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