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えっちの経験値

第17章 一之瀬蓮の事情⑥

「チッ。大ちゃん遅いなぁ。寝坊か?」

大ちゃんて……

咲良のカレシ……

「電話してみ……あッ!来た来たッ!
おーいッ!大ちゃんッ!こっちこっちッ!」

翔太が大きく両手を振ると
俺たちの集団に向かって駆け寄ってきた。

「ごめんごめん……ちょっと朝まで飲んでて」

この男が咲良のカレシか。

「朝まで女とじゃないのぉ?姉ちゃんに
チクっちゃうぞ」
「まさか……大学の野郎たちと飲んでただけ」

いい御身分の医大生だな。

翌日に試合を控えているのに
前日から朝まで飲むか、普通。

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