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えっちの経験値

第22章 一之瀬蓮の事情⑧

そんな千佳を見ていられず
嘘に便乗した。

そして咲良に聞こえるよう
千佳を名前で呼び親密さを匂わせた。

俺は千佳を利用した。

カウンター席に背を向けて座る
茶髪の男に嫉妬していた。

咲良とあの茶髪男こそ
親密さが窺えた。

茶髪男の表情は全く見えなかったが
咲良は軽くボディータッチなどして
楽しそうだった。

昨夜見掛けたカラオケボックスの咲良とは
まるで別人だった。

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