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えっちの経験値

第22章 一之瀬蓮の事情⑧

BARの扉を開けると
視界の先は異様な雰囲気だった。

「いらっしゃいませ。どなたの御紹介で
いらっしゃいますか?」

黒服の強面の男が出迎えた。

千佳は怯えた様子で俺の背後に隠れる。

「すみません。店を間違えたようです」

咄嗟の判断だった。

するともう一人
満面の笑みをもたらす
黒服の男性がやって来た。

「よろしければ一杯だけでも飲んでいかれて
ください。店を間違われたということは
飲み屋に行かれるはずだったのでしょう」

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