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えっちの経験値

第22章 一之瀬蓮の事情⑧

それでも千佳は俺の身体に密着しないよう
距離を保っていた。

「蓮先生はお酒お強いんですね」

既にマッカランのダブルを
飲み干そうとしている。

「普通だと思いますよ」

ただ、間が持たずに飲んでいるだけとは
言えない。

「どうします?もう帰られますか?」
「千佳先生のカクテルが残っているので
もう一杯飲もうかな。メニューを取って
もらってもいいですか?」
「はいッ」

千佳はこんな体勢でも……
この体勢だからなのか
まだこの店に滞在することが嬉しそうだった。

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