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えっちの経験値

第22章 一之瀬蓮の事情⑧

「あッ……」

テーブルに置かれたメニューを
取ろうと腰を浮かせた際に
履き慣れないハイヒールのせいで体勢が崩れ
ソファーとテーブルの間に
落ちそうな千佳を咄嗟に支えた。

「あッ……ごめんッ……」

千佳を支えた俺の手は
ワンピースのボタンを弾き飛ばし
ブラの中に入ってしまい
その手を慌てて引き抜いた。

「……いえ」

不可抗力とはいえ
女の身体に触れてしまったのは
咲良とセックスして以来である。

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