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えっちの経験値

第3章 二人きりになってくれますか?

先に部屋で待っているはずの蓮先生が
カラオケボックスの前で立ち尽くしていた。

蓮先生は私の存在に気が付くと
歩み寄ってきた。

「満室だそうです。僕に着いてきてください」

蓮先生はすれ違い様にそう言うと歩みを進め
私は後を着けるように追った。

駅に着くと蓮先生はキップを購入し
着いてくる私にさりげなく渡すと
ホームに向かい歩いていった。

キップは一駅分の金額だった。

ホームに電車が来ると
蓮先生と距離を取るように
同じ車両に乗った。

尾行している気分になり
ちょっと笑った。

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