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えっちの経験値

第4章 一之瀬蓮の事情②

「ごめん。嘘なんだ」

まずは結城に謝ろうと思った。

「先生のタメ口、初めて聞いちゃった。
嘘ってなんですか?」

結城はクスッと笑った。

生徒と壁を作り敬語を使うことを
心掛けていたが
目の前の結城に油断してしまった。

だが、もう敬語はいいだろうと
心のどこかで思っていたことも事実。

俺と結城の想いは一緒だった。

互いを想っていた。

俺にとって結城は生徒ではない。

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