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えっちの経験値

第40章 佐倉千佳の事情⑤

「どういう……こと?」

フットサル部の掃除を初めて一時間
翔太と私は初めて口を開いた。

翔太にしてみれば
私が辞職した方が清々するのではないか。

「だって……俺さ……」

翔太はやりかけの作業を放置すると
木で作られた長椅子に腰掛けた。

「翔太くんが……どうしたの?」
「その前に千佳ちゃんも座れば?
立ちっぱなしで疲れただろ」

人ひとり分の距離を取り
翔太の隣に座った。

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