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えっちの経験値

第40章 佐倉千佳の事情⑤

「俺、千佳ちゃんのこと好きだったんだぜ。
気付いてた?」

予想もしてなかった翔太からの告白。

「嘘でしょ?だってそんな素振り全然……」

思い当たる節もない。

「だろうね。千佳ちゃんは蓮ちゃん先生しか
見てなかったもんな」

私の目には蓮しか映っていなかった。

「正直辛かったよ。千佳ちゃんと
蓮ちゃん先生がイチャついてるとこ見るのは」

翔太は俯き肩を震わせる。

「ごめんなさい……翔太くんに何て
言えば……」

あまりにも突然すぎて
掛ける言葉も見つからない。

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