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えっちの経験値

第45章 若松百合の事情①

『一本だけならバレないよな』

蓮はそう呟きながら
繋いでいる手を一旦離し
袋からビールを取り出すと
美味しそうにグビグビと飲んだ。

『はい。百合さんもどうぞ』

言われるがままビールを口にした。

初めての間接キスで二度目のドキドキ。

『これで百合さんも同罪ね』

その後は人混みも緩和され
手を繋ぐことは無かった。

孝之は大きく両手を振り私を迎えた。

やっぱり私には孝之しかいない。

孝之が好き。

蓮にときめいてしまったのは
一時的な感情だ。

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