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えっちの経験値

第6章 一之瀬蓮の事情③

「さっきは不安にさせてごめん」

チェックイン早々
俺の無礼を咲良に謝った。

「大丈夫。先生が約束してくれたから」
「言い訳させてもらってもいいかな」
「いいけど……」

緊張もほぐれ素直になれるのは
今しかないと思った。

「咲良のこと考えてたんだ」
「ホント?」
「うん。咲良が俺をもっと好きになれば
いいなって」
「先生のこと大好きだよ。これからだって
もっともっと好きになる」
「俺も咲良をもっと好きになるよ。昨日より
今日。今日より明日はもっと好きになる」

俺を素直にさせてくれる咲良が
有り難くもあり
何よりも心地がいい。

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