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えっちの経験値

第56章 若松百合の事情③

「それは百合さんの勝手な理屈でしょ」
「だったら……蓮くんでしか感じることの
出来ない身体にしたのはどこの誰?」

蓮を責めたい訳じゃない。

抱いてほしいだけなの。

「誤解を招いてしまったのなら謝ります。
俺はあの一回で百合さんのことは終わらせた
つもりでいました」
「それだって蓮くんの勝手な理屈……」

蓮に手を引かれ玄関のドアを閉められた。

「郵便局員が居たので。こんな格好
見せられないでしょ」
「そうだね……ごめんね」

計算だった。

さすがにこの格好で
玄関先に立たせておくわけには
いかないだろう……と。

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