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えっちの経験値

第63章 結城咲良が一之瀬咲良になってからの事情~前編~

『♪♪♪♪♪』

このタイミングでスマホが鳴った。

蓮先生からの着信だと思い
手を伸ばしスマホを取る。

斗真だった。

何度も鳴らされて
朝顔先生と私の時間を邪魔されたくない。

用件を済ませてしまえば
心置き無く朝顔先生と私の
大切な時間を過ごせる。

「お疲れ様です」
『お疲れ様。咲良ちゃん夕飯は?
今夜、蓮先生は歓迎会でしょ?』

斗真が初めて私を「咲良ちゃん」と呼んだ。

電話のせいか
今ひとりエッチをしているせいか
朝顔先生の声に聞こえた。

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