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Kissからはじめよう SO & AN

第21章 君のために僕がいる4 和也


何度も来てるこの部屋だけど、勿論泊まったことなどなく ソファーにさえ横になるのは初めて
その上まーくんの毛布まで貸してもらえるなんて・・・と顔がニヤけそうになるのを必死で抑える

「これ枕の代わりのクッションね、毛布は俺が使ってるのだけど・・・いいかな」
「いいよ、それでいい」

「あとさ、その間 俺ここで作業したいんだけど、真っ暗じゃなくても眠れる?」
「大丈夫」

カーテンを半分位ひいてくれた部屋の中に ごく低い音量でイージーリスニングの心地よい曲が流れる

「・・・こんなの聴くんだ・・・?」
「ん?あぁ、作業する時はね、ポップスやジャズを低く流して聞いてる・・・音、気になる?」

「・・・ううん・・・リラックス出来る感じ」
「じゃあよかった」


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