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Kissからはじめよう SO & AN

第22章 君のために僕がいる5 雅紀



あれは俺が小学校を卒業間近のころだったかな

俺んちのリビングで一緒にTVを見ていた時、モニターの中では流行りのアイドルグループがカッコよく歌やダンスを披露していた。

特別番組で みんなでバスケをしてる姿もかっこよく、中学生になったら俺もバスケ部に入ろうと決めたのもそのアイドルグループがきっかけだ


「見てみて和くん、超かっけーな、俺この人たち大好き」
「大好き、って・・・男じゃん」

「そうだけど・・・別にいいだろ、男が好きだって」
「え?おかしいよそんなの」

「おかしくないよ」
「絶対おかしいって、まーくん変だ。男が男を好きだなんて気持ち悪いよ」

「・・・・・・」

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