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Kissからはじめよう SO & AN

第22章 君のために僕がいる5 雅紀



5-3

そっかそっか、って口の中で小さく言いながら嬉しそうな顔をする和くん

そんな顔見たら俺勘違いしそうだよ

嬉しいのは、単に一人暮らしの真似事をできる秘密基地みたいな場所ができたことと
夜通しゲーム出来るってことで、ここが俺の部屋だということは関係ないんだ

そんなことはわかってるけど 
そう自分に言い聞かせながらも、和くんの笑顔に心の中があったかくなる



俺の部屋に来ること、嬉しいと思ってくれるんだな
もうそれだけでもいいや


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