Kissからはじめよう SO & AN
第23章 君のために僕がいる6 和也
真っ赤になってデレてる先輩なんて 初めて見た
大学時代から頭脳明晰、容姿端麗で何でも出来てめっちゃモテて有名だったのに
仕事だっていつも本社で一番の成績取ってて上司受けもいいし、顧客の社長連中とのコネもたくさんあるみたいだから、その気になればいいとこのご令嬢と結婚、逆玉も夢じゃない人なのに
男を好きになってモジモジしたりデレデレしたり・・・ほんと人生ってわかんねぇな・・・
ジッと見つめる俺に気づいて
「どうかしたか?・・・あ、今相葉くんとこにいたんだろ?何かあった?」
「・・・何もないっすよ」
「そう・・・?」
「・・・先輩は幸せそうでいいっすねぇ」
「・・・うん///」