きみがすき
第11章 *ジュウ*
ふと視線を感じて横を見ると
少し申し訳なさそうに笑う潤くんと目が合う。
なに?
松「勝手に試食とか言って驚いたよな。でもかずに、一番最初に食べて欲しかったんだ。」
なんだ、そんなことか。
「全然平気だよ。
潤くんの考えた新作、早く食べてみたい。」
松「っ…良かった。
んじゃ俺は料理の仕上げしてくるから。
くつろいで待ってて。」
俺のうん。と同時にポンと頭に手を置いて嬉しそうに笑ってくれる潤くん。
黒いシャツを無造作に腕捲りして、そこからのぞく腕には程よく付いた筋肉。
さっと厨房に向かう後ろ姿は、やっぱりかっこいい…。
相「はいはーい!松潤がかっこよくて見惚れちゃう気持ちもわかるけど。
ニノちゃん。ここにもイケメンがいるよー!」
潤くんと、恋人同士になったんだよね。俺。
相「ニノちゃーん?」
付き合う前から頭触られることはあったけど、
なんだか余計に…ドキッとするじゃんか。
相「無視ー!(涙)」
「さ、大野さん。立ち話もなんなんで席に座りましょ。」
相「大ちゃーん!ニノが構ってくれない!」
「うるさいよ相葉さん!」
大「ははは!面白いなお前ら。」