きみがすき
第11章 *ジュウ*
てか大野さんてこんなフレンドリーだっけ?
…。
なーんか、面白くない!
相「あ、そうだ!松潤!」
良いこと思い付いたバリに手をポンっと鳴らす相葉さん
松「……ぅえ?」
俺と同じく置いてけぼりをくらって
ポカンとしていた潤くん。
相「せっかくだからさぁ、ニノだけじゃなくて
大ちゃんにも試食してもらおうよー。」
と、満面の笑み。
大「え?試食?」
松「…は?あ、いや別に良いけど。
てか勝手に話進めて大野さんが、戸惑ってんじゃん。」
あ、俺はもともと試食班だったのね。
別に良いけど。
相「あ、ごめんね大ちゃん。
今新作のメニューを考えててって話なんだけどいいかな?是非意見を聞かせて欲しいんだ。」
大「…あ、や…俺、あんまり食に詳しくないよ?それに…」
申し訳なさそうに眉を下げた大野さんが、チラッと潤くんを見る。
?
松「いろんな人の意見を聞かせて欲しいので、大野さんが良ければ。」
相「ね!大ちゃん。松潤もああ言ってるし。お願い!」
大「…うん…じゃぁ俺で良ければ。
参考になるかわからないけど。」
と潤くんと相葉さんへ向けて、遠慮がちに笑った。