きみがすき
第11章 *ジュウ*
ぎゃぁぎゃぁ煩い相葉さんを放っておいて、近くの席に座る。
「てかさぁなんで、『だいちゃん』なの?普通『おおちゃん』じゃないの?
てか、大野さんお前より年上だかんね。」
先輩として尊敬している大野さんを『大ちゃん』なんて、地球が滅亡する日でさえ呼べないだろう俺は、既に仲良くなってる二人が…あいバカが面白くない。
相「えー?だっておおちゃんだと普通じゃん?だいちゃんなら、二人だけのとくべつー感があるでしょ?」
「特別感なんていらないでしょ!
俺の先輩だかんね!」
相「もー妬かないの!
大ちゃんも好きだけど、
お前がすきだよ。かずかず。」
「はぁかずかず?!
気持ち悪!」
相「さぁ俺の胸に飛び込んでおいで。」
「怖い怖い怖い怖い怖い!」
大「なはは!お前ら仲良いなぁ」
「仲良くない!」
相「でしょー!ちょー仲良し!」
大「あははは!」
松「盛り上がってんなー。
雅紀。遊んでないでお前のも準備してこいよ。今日予定あんだろ?」
相「あーそうだった!
ニノ、大ちゃんまってて!
俺の渾身のデザート作ってくるから!」
「うわぁすごい良いにおい!」
大「ホントだぁ!すげー旨そうだね!」
相「無視ー!(涙)」