きみがすき
第11章 *ジュウ*
そんなことをボケッと考えてたら、
右頬に冷たいものが触れ
「うわ冷た!!」
相「むふふ、お待たせー
相葉ちゃんスペシャルクリスマススイーツ!」
「もぉ!ビックリするじゃん!」
相「へへ、ごめんねニノちゃん。」
ちっとも悪びれない様子のニコニコ顔。
松「お、ちょうど料理も食べ終わったとこ。」
そう言って潤くんは、俺の隣に腰をおろした。
少しだけ触れた肩にドキッとして潤くんを見ると、照れたように笑う瞳と目が合う。
相「あーもぉ熱い!せっかくのデザートが溶けちゃうから早く食べて!」
なんて言いながらも、相葉さんの目元は優しい。
「…うるさいなぁ」
なんて可愛くない事を言っちゃうけど、誰よりも俺達の事を心配してくれていたのは相葉さんだと思う。これでも感謝してるんだよ。
これも言ってやんないけど。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか
相「ふふ。
さ、大ちゃんも食べて!」
と、今度は満面の笑みを見せた。
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「はぁお腹いっぱい、久しぶりにこんなに食べた。」
大「どれも美味しかったなぁ」
松「ったく、かずは相変わらず食がほせーな。もっと食べないと倒れんぞ。
まぁでも、かず、大野さん、今日はありがとうございました。お陰で改善点見つかったし、な?雅紀?」
相「そうだね。これでもっと良いものが出来そうだね。ほんとに2人ともありがとう!」