きみがすき
第12章 *ジュウイチ*
ポタポタとテーブルを濡らす。
あれ?…また泣いてるよ俺。
こんなに涙脆かったっけ。年かなぁ…。
松「え?!おい!な、泣くなよ!」
ニ「わわ!大野さん!
もう!潤くんのバカ!」
あぁごめんね。松潤やニノのせいじゃないのに気を使わせちゃってる。
でも止められない。苦しい。
「ごめっ、涙腺がバカになった…かも」
マジ女々しいな。失恋くらいで。
てか失恋ってこんなになんの?
松「違う!あの…違うんです!」
「…え?違う?」
何が?
松「そう!違う!」
え?
「まさか……相葉ちゃんをすきなことが?」
松「はぁ!?なんでそうなる!」
ニ「潤くん。」
松「あ…ごめん。…でもマジで天然過ぎんだろ……
…あーいや、あの、だから、その…さっき俺が言ったことが間違いっつーか、
まぁあの…嘘というか」
???
ニ「大野さんが、ハテナになってるよ。
ちゃんと説明して。」
松「う…。はい。ごめんなさい…。」
ニノに睨まれて、シュンとしてしまった松潤。
良くわからないけど…
…ニノは怒ると恐いことはわかった。