きみがすき
第13章 *ジュウニ*
*大野*
ニ「それで?」
「それでって?」
ニ「いやだから、その後は?」
「え?相葉ちゃんの車でアパートまで送ってもらったけど?」
ニ「それだけ?!」
「…それだけって、他になにするの?」
ニ「……はぁぁ。」
俺の目の前には、ヒレカツを食べながら盛大にため息を吐き出すニノ。
*
ことの経緯はこうだ。
相葉ちゃんに送ってもらった次の日。
まぁ普通に平日だったから、まぁ普通に仕事をしてるよね。
ニノから昼飯食べに行こうって誘われて、んじゃヒレカツが美味しい店に行こうってなって、
注文したヒレカツ定食が届くまでの間、ついポロっと、帰り道で相葉ちゃんに会ったこと言っちゃったの。
そこからのニノの食いつきようったらね…。
所々かい摘まんでしか話してないけどさ、
俺、なんかため息つかれるようなことしたかなぁ?
てかニノ、だいぶ本性…間違った、心を開いてくれるようになったよね。
あ、話はそれるけど、
俺自身、人と関わるのがちょっと苦手。
人が考えてることや思ってることを察するのが得意じゃないし、俺自身、何を考えてるのかわからないって言われちゃう。
だって他人同士なんだから仕方ないじゃん。
って昔は思ってた。
ニノの指導者を任されてからかなぁ…考えが変わったの。あの頃はニノにも周りにも迷惑かけたな。少し前なのに懐かしい。
今ではこんなになついてくれるんだもん。
ニ「…さん?」
可愛くて仕方がないよね。
ニ「大野さん!」
「え?なに?」
ニ「もぉ!人の話聞いてくださいよ。」
ニノって『もぉ』って言うの癖だよね(笑)
「ごめん。ニノのこと考えてて。」
ニ「はぁ?!…なに言って…」
耳が赤くなった。
ほら、可愛いよね。
ニ「それで?」
「それでって?」
ニ「いやだから、その後は?」
「え?相葉ちゃんの車でアパートまで送ってもらったけど?」
ニ「それだけ?!」
「…それだけって、他になにするの?」
ニ「……はぁぁ。」
俺の目の前には、ヒレカツを食べながら盛大にため息を吐き出すニノ。
*
ことの経緯はこうだ。
相葉ちゃんに送ってもらった次の日。
まぁ普通に平日だったから、まぁ普通に仕事をしてるよね。
ニノから昼飯食べに行こうって誘われて、んじゃヒレカツが美味しい店に行こうってなって、
注文したヒレカツ定食が届くまでの間、ついポロっと、帰り道で相葉ちゃんに会ったこと言っちゃったの。
そこからのニノの食いつきようったらね…。
所々かい摘まんでしか話してないけどさ、
俺、なんかため息つかれるようなことしたかなぁ?
てかニノ、だいぶ本性…間違った、心を開いてくれるようになったよね。
あ、話はそれるけど、
俺自身、人と関わるのがちょっと苦手。
人が考えてることや思ってることを察するのが得意じゃないし、俺自身、何を考えてるのかわからないって言われちゃう。
だって他人同士なんだから仕方ないじゃん。
って昔は思ってた。
ニノの指導者を任されてからかなぁ…考えが変わったの。あの頃はニノにも周りにも迷惑かけたな。少し前なのに懐かしい。
今ではこんなになついてくれるんだもん。
ニ「…さん?」
可愛くて仕方がないよね。
ニ「大野さん!」
「え?なに?」
ニ「もぉ!人の話聞いてくださいよ。」
ニノって『もぉ』って言うの癖だよね(笑)
「ごめん。ニノのこと考えてて。」
ニ「はぁ?!…なに言って…」
耳が赤くなった。
ほら、可愛いよね。