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きみがすき

第4章 *サン*

無自覚のたらし…

さすがの大野さんもこれにはちょっとカチンときたようだ。

大「翔くんに何がわかるのさ!確かに、やり方は間違ってたかもしれないけど、でも大切にしたいって思ってたのはほんとだったもん!」


櫻「あっそう。じゃそうやって一生フラフラと恋愛ごっこしてたら?」

大「何その言い方。じゃ言わしてもらうけど、翔くんだって女の子、とっかえひっかえじゃん!顔が好みならとりあえず付き合う的な?俺のこと言えないからね!」

櫻「俺は、ちゃんと割り切ってるから、本気にならねーし。」

大「最低。これだから無駄に格好いい人は。自覚たらし!」

櫻「は?無駄に格好いいのはあんたでしょ。無駄に色気振り撒いてさ、あーヤダヤダこれだから無自覚は。」

大「あんたって言うな!翔くんの馬鹿!」

櫻「なっ馬鹿っつたな!馬鹿っていった方が馬鹿なんだからな!バーカ!」








…何なのこの人達…。俺より年上だよね。なんか方向性ずれてるし、それに貶してんの?褒めてるの?大野さんの怒りの沸点もずれてると思う。突っ込み処が多すぎる…。

それにここ潤くんの店。声がでかくて回りの客も見てる。

なんか段々腹立ってきた。

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